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日本の切手の図柄の変遷

1.通常切手の図柄の変遷
通常切手の図柄の文様や図案は多種多様であるが、明治から大正にかけては、菊花や小判・ふんどう等の型を基調として色や金額だけを使用目的に応じて入れ替えたものが多い。 大正末期頃から昭和初期頃には、富士山・城・分銅などの図案が使用され、その後は軍人や戦争の戦力鼓舞の為の図案、日本国の象徴的な建築物等が中心となった。 戦後昭和20年後半頃から通常切手の図柄や図案の種類は多くなり、国力の回復や増強を目指し、勤労者を図柄に取り組んだ産業図案等を中心に、様々な切手が発行され全種別にそれぞれ異なった図柄が使用されるようになった。 昭和30年頃からはさらに図柄の種類は多くなり、植物・人間・昆虫・魚・鳥・建築物・仏像等が図柄に取り入れられ色彩も鮮やかになった。 1982年には慶弔用切手、1984年からは電子郵便用切手も発売され、色彩も一層鮮やかになった。
2.記念切手の図柄の変遷
記念切手は、明治27年(1894年)に明治天皇の銀婚を祝して2銭と5銭の切手が発行された。
その後戦勝記念や皇室行事・戦力鼓舞の為の国事等を中心として昭和20年(1945年)頃まで30種類以上の記念切手が発行された。唯一のシリーズ物として昭和11年(1936年)から昭和37年(1962年)まで第一次国立公園シリーズが発行されたが、約50年間での発行としてはその後と比較すると格段に少ない。
終戦後の昭和20年以後は、スポーツ振興のための国体記念切手や逓信展・切手展・その他の博覧会等の記念切手が盛んに発行された。
その後、昭和24年(1949年)頃からは文化人シリーズ・観光地百選シリーズ等シリーズ物も盛んに発行され、鳥や動物・植物・魚・スポーツ・芸能・乗物・国宝・美術・建築・工芸・昆虫等、様々な記念切手が多数発行されるに至った。
最近では色彩も一層鮮やかになり、多種多様な形になりシール型のものや色々な写真を切手に取込むようなものも発売された。

日本の切手の種類

1.通常切手
通常切手の買取 : 通常切手は、明治4年3月1日より発売された(額面四十八文)の竜文切手が日本最古のものとなり、竜文切手は一面一面手彫りの銅版刷りであったため手彫切手と呼ばれている。
以後、明治9年頃まで手彫切手の発行は続き、手彫りゆえの複数の版ごとの微妙な差異が収集家にとってはたまらない魅力となっている。
また、明治から昭和初期頃までの通常切手は、戦災で焼けてしまった物も多く、現存数も少ないため、評価額も高いものが多く、マニア垂涎の的となっている。
通常切手の額面はその時代々の物価を反映し現在に至っている。
2.記念切手
記念切手の買取 : 記念切手は明治27年3月9日より発売された明治天皇銀婚記念(額面2銭・5銭)の切手が日本最古の記念切手となる。
記念切手は皇室行事切手・国家的行事切手・日本の名所切手・人物切手・スポーツ切手・花切手・植物切手・動物切手・鳥切手・魚切手・昆虫切手・芸能切手・美術切手・工芸切手・船切手・電車 電気機関車切手・国宝切手・寺院切手・建物切手・国際的行事切手・童話切手・国立公園切手・国定公園切手・観光地切手など多岐に渡る。
記念切手も収集の対象として評価の高いものは、昭和20年代頃までのものに限られる。
3.年賀切手
年賀切手の買取 : 年賀切手は、昭和10年に昭和11年用として発売された富士(額面1銭5厘)が、日本最初の年賀切手であり、以後昭和14年から戦後の昭和23年用まで発行されなかったが、24年用から再開され現在に至っている。
昭和30年頃までは評価が高い。
4.在外地局切手
在外地局切手の買取 : 明治9年朝鮮と中国の領土に日本の郵便局を開設し、通常切手は国内の菊の模様の入った菊切手を共用していたが、明治33年より切手の下部に朝鮮・支那と地名を加尉して使用し、対象中頃まで発行された。
5.軍事切手
軍事切手の買取 : 朝鮮・中国及び南方方面において日本軍が作戦を展開し駐屯した時期(1910年頃)から1920年代にかけて下士官兵の通信用として使用された。
切手・大正白紙切手・旧大正毛紙切手・新大正毛紙切手・青島切手等、全て額面3銭に軍事と黒の大字で加尉されたもの。
現存数が少ない為、評価が高いものが多い。
6.電信切手
電信切手の買取 : この切手は明治18年5月7日に発行され、電報専用の切手で郵便には使用できなかった。 その後郵便と電報が通信省に統一されたため、明治23年2月にはこの切手は使用されなくなった。
7.琉球切手
琉球切手の買取 : 日本の敗戦により沖縄はアメリカ統治となり、昭和23年(1948年)から琉球切手の通常切手が発行され、昭和27年4月1日には琉球政府が樹立された。
昭和26年(1951年)からは記念切手も発行された。
当初額面金額は円で表示されていたが、昭和33年(1958年)頃からアメリカ貨幣のセントで表示されるようになった。
1957年用として昭和31年(1956年)には年賀切手も発行され琉球切手は沖縄が日本に返還された昭和47年(1972年)まで発行された。
8.満州国切手
満州国切手の買取 : 昭和7年(1932年)日本は中華人民共和国の北東部に愛新覚羅溥儀を執政として立てて満州国を建設した。 その2年後に溥儀は皇帝として即位する。
昭和7年(1932年)に通常切手が発行され、翌8年(1933年)には建国1年の記念切手が発行される。
日本が敗戦をむかえる昭和20年(1945年)以後、満州国政府は解体し、切手の発行はなされない。
9.日本占領地切手
日本占領地切手の買取 : 第二次世界大戦中日本は、占領下のビルマ・ジャワ・ボルネオ・スマトラ・マライ・フィリピン等で多くの切手を発行したが、昭和20年日本の敗戦によって以後占領地での切手の発行はなされない。
10.航空切手
航空切手の買取 : 昭和4年(1929年)航空郵便用として発行され、きじ航空・五重塔航空・立山航空・大仏航空などがあるが、昭和36年(1961年)以後は発行されていない。


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